朝から「足が浮腫んで冷える」、「腰がだるい。」と感じること、ないですか？
梅雨時期のプチ不調は、『湿』が原因かもしれません。
足先にあるツボにお灸をして、6月もスッキリ朝を迎えましょう！
お灸教室では、心を休めるお灸時間の過ごし方も、お伝えします。
書いた人：星美和子 鍼灸師・クリパルヨガ講師・せんねんきゅうセルフケアサポーター
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梅雨と身体
東洋医学では、私たちの体は季節の移ろいによって色々な影響を受けていると考えます。
上記は、自然界と五臓との関わりを示した図です。
梅雨の時期は、脾（臓）や胃に変調が起こりやすい時期で、倦怠感、重だるさ、胃腸症状などを起こしやすいです。
思い当たる症状は、ありますか？
ではそもそもどうして、私の体には不調が起こるのでしょうか？
梅雨の不調の原因は、季節のエネルギー『湿』との不調和
上記は、東洋医学の不調になる原因（＝病機）をまとめた図です。
外因とは、自然界に存在する季節毎のエネルギーで五気と言い、
春＝風、冬＝寒さ、夏＝暑さ、梅雨＝湿気、秋＝乾燥をさします。
（火は、急激な暑い夏など、熱の激しさを表します。）
五気は、自然界の大切なエネルギーで、私たちにとっても、それ自体は無害です。
ところが、『早過ぎる梅雨入り』、『梅雨寒』などに遭遇すると、身体が五気に対応しきれず、不調を起こします。皆さんも経験があるのではないでしょうか？
あるいは、季節の流れがスムーズでも、体質的に苦手な季節がある方もいらっしゃると思います。
では梅雨の五気である、『湿』と調和するツボを次でご紹介します。
オススメのツボ 足の親指 大都・太白 胃腸を整え、美肌効果も！
●ツボ：大都（だいと）
場所：親指の第一関節内側の前。親指を曲げるとできるシワ先端の凹み
●ツボ：太白（たいはく）
場所：親指の第一関節内側の後ろ。親指を曲げるとできるシワの先端凹み
●両ツボ共通
効果：胃腸を調える、足の浮腫み改善、体の湿を調える、美肌、外反母趾
探し方の目安：凹み ザラつき
梅雨の不調だけでなく、胃腸症状、美肌効果、また外反母趾で硬くなった角質ケアにもオススメです。
ツボの探し方のコツは、『凹み、ざらつき』。
親指を摘んで曲げて、シワができる部分を目安に凹んでいるところ、角質が固くざらついているところがツボです。
イラストである程度場所を把握したら、自分の感覚を信じてツボを探しましょう。
目を閉じてとツボに触れると、ここ！というところが見つかります。
お灸タイムで、心静かな７分間を過ごしたい
梅雨時期のお灸のツボ、いかがでしたでしょうか？
「即効性あるの？」、「面倒臭い〜」と思った方もいらっしゃると思います笑。
「早さ・簡便さ」が、求められている現代は、とても便利になりましたが、どこかで「追いついていかなきゃ！」と必死になり過ぎ、疲れ果てているようにも感じます。
お灸は、点火してから燃え尽きるまで、約７分間です。
テレビやスマホをみながらお灸をされている方も多いかと思いますが、お灸を据えてから温まるまでの数分間、あえて何もせず、目を閉じてお灸の熱だけを感じる静かな時間を過ごすのをお勧めしています。
ほんのわずかなこの数分が長く感じたり、ゆったりくつろげたなど、心の様子が見えます。
体にしみわたる熱や左右差に気づいたなど、今ある自分の体や心へも意識が向く時間となります。
「即効性、簡便性」とは真逆なお灸時間は、自然と心が静まり、体と心に本来備わっている、治癒力を高め、自然の移ろいを楽しめる体づくりとなると思います。
お灸体験教室も開催します！
上記のツボでお灸教室を開催します。 最後は、マインドフルにお灸を楽しむ時間を一緒に過ごします。
よろしかったら、ご参加くださいね。
皆様のセルフケアの一助となりますように・・・。
【テーマ：「むくみ」】
今回扱うツボは梅雨の養生：胃腸を整え、リフトアップ効果も！ツボは、梅雨に整えたい経絡の大都（だいと）と太白。
胃腸を整え、むくみ予防、女性には嬉しい美肌効果・また外反母趾などにもよく使うツボです。
◎日時
6月5日(日)20:00-21:15（75分）
◎お申込み（～5月31日受付）
http://ptix.at/PdyfNA※すでにマインドフルネス・ビレッジご参加の方は、お灸キットのみお申込みください。
天候や社会事情により郵便物に遅れが出る場合があります。とりわけ首都圏以外の方はお早めにお申し込みください。
◎ 参加費
1000円
（6月ビレッジ民は無料招待！）
◎材料費
500円（送料込）
※今回のツボには火を使うお灸をが勧めですが、火を使わないお灸も選択いただけます。
◎ 流れ
お灸について、ツボ探し、シェアリング、質疑応答
◎ 講師： 星美和子（ほしみわこ）
