私の不妊治療の記録を当時の日記から振り返り、今思うことを書いています。
治療内容、経過、そして思いなどなど、よかったら参考にしてくださいね。
通院5回目、『卵管造影』ってこんな検査です
通院5回 2010/9/27 月経9日目は、卵管造影をしました。
まず卵管造影ってどんな検査かを書きますね。
超音波卵管造影検査(レボビスト検査)
・子宮や卵管に造影剤を入れて、エコーで卵管の様子をチェックする検査。
・造影剤は、膣からカテーテルを入れて子宮に注入。その様子をエコーで確認。
・卵管が正常であれば、造影剤は卵管から卵管采を通過する流れが、エコーで確認できる。
・もし卵管が詰まっていたり、途中で狭くなっていると、造影剤が途中で確認できなくなり、痛みも伴う。
・検査時間は、10分程度。
・カテーテルを挿入するときや、造影剤を注入する時に痛みを伴う人もいる。座薬を処方してくれる場合もあるので、看護師さんに相談可。
・この検査の後は、卵管が通りやすくなるので、妊娠しやすくなる効果も期待できる。
この検査は、不妊治療専門の病院に行くと、初期の方で行う検査の一つです。
卵管のつまりがあると、排卵した卵子の通り道が塞がれ精子と出会えないことが原因の不妊症の方は、卵管造影で、卵管の通りが良くなり、妊娠しやすくなります。
実際に卵管造影後は、妊娠される方も増えるようで、鍼灸治療で出会った患者さんの中にもいらっしゃいました。
当時の日記より〜卵管造影の流れと感想〜
私が、体験した卵管造影の流れと感想を箇条書きで書きますね。
1)卵管造影はこんな流れ
15:00~15:10 卵管造影処置
〜15:15 そのままの5分安静
〜15:45 ベッドに移動して30分横になって安静
2)感想
・カテーテルが入る痛みは、全くなく画像で先生の説明を聞きながら、質問できるくらいだった。
・左に寄せらせると、腸に近いから(と言っていた。)、カテーテルが動きにくく下腹部を押さえられて、緊張が走った。
・カテーテルを抜いた後、でっかい綿棒のようなものでの消毒が、一番痛かった!!長いステンレスボトルの底まで、スポンジでぐるっと洗われた感じ。
・尾骨を強打したような感覚(したことないけど)で、痛みがお腹の奥から尾骨まで痛みが走って、力が入らなかった。
・ベッドで横になると、下腹部の張りが強く感じた。
・カテーテル先に風船みたいなものを入れて、子宮を広げたからか、おならが出ちゃった。
・左下腹部〜左足内ももにピリピリが走る。
・夜は、左寄り恥骨に違和感。
・ぐったりしてねた。
3)私の卵管造影結果
左右の卵管共、つまりなく、問題なし。
実はとっても緊張して、不安でした。そして密かに期待もしていた。
卵管造影は、「痛みで気を失ってしまい、途中で中断した。」とか、
「その後動けずにしばらくベッドで休んだ。」とか、
不妊治療中の患者さんからの前情報があったので実は緊張していました。けれど不安から目をそらし自分を誤魔化していたな〜って思います。
当時の感想にもあるように、
『検査中もあえて先生に質問していた。』し、
『おならが出ちゃった。』だとか、
『ステンレスボトルの底を洗う感じ。』とか・・・。
全て事実ではありましたが、日記にもそう記して、痛みを笑いに変えようとしていました。
そしてもうひとつ。誰にも言わず胸の奥にしまっていましたが、これで、自然妊娠できるんじゃない??と密かに夢見ていました。
いろいろなデータをどう読み取り、自分と照らし合わせていくかって難しい。自分のことになるとよりそうなる気がします。
私の場合、鍼灸師として鍼灸だけで自然妊娠したい!!っていう固定観念にも縛られていました。
鍼灸師として自分が無月経から自然妊娠したら、かっこいいし、説得力がある。
と自分に背負わせているものがありました。
思うようにいかないことで心のあり方がわかりました
「もっとオープンに、恐怖も願いも周りに相談してみたら?」ってあの時の自分に伝えたいです。
なかなかできないんだな〜これが。今でも苦手です。
不妊治療をしている方は、通院、注射や内診、ホルモン剤の服用など、身体に負担がかかることばかりを余儀なくされます。そして思うようにいかないことも数々あるでしょう。
「どうして自分はうまくいかないのか」
「何をしたら良いのだろうか?」
前を向いて努力できる方が多いように思います。
まずは何も変えようとせず、そのままの自分をちょっと遠くから見つめて、
そのままを感じてみて欲しいと思います。
うまくいかない自分を感じるのは、時に辛いかもしれません。そしてそんなことをしても何も変わらないように思うかもしれません。
でも自分の心がどんなところにいるのかに気づいて、受け取ると、じわじわと落ち着きが広が利、見えてくるものがあると私は体験から思います。
理論通りに治療に励んでいるのに思うような結果が出ない時、
ネガティブな心のあり方に寄り添うことは、1番の癒しになりセルフケアになると思います。
最後までお読みいただきありがとうごいざました。
