セルフケアにヨガ✖️東洋医学〜冬のヨガ3つのポイント〜

身体と季節の関わり

 冬になると他の季節より起こしやすい不調ってありますよね?
肩こり、冷え、かぜ・・・。
東洋医学では、私たちは自然の一部で、季節の移ろいとともに私たちの身体や心も微細に影響を受けていると考えます。

五行の色体表:私たちの身体と季節の関わりを表した表

上の表は、季節の変化と私たちの体に起こる症状を表した図です。
例えば、
春は、イライラしやすくなる時期で、肝や胆に関連する不調が現れやすく、変調が起こると酸っぱい物が食べたくなる。
体も自然と反応しているのです。


では、冬って私たちの身体とどんな関わりがあるのでしょう??

ツボが記してある経絡人形 私たちの体には約360個のツボがあります。

冬は、腎と膀胱を調えたい

 東洋医学では内臓を5つの要素に分けて考え、この5つの要素をバランスよく保っていると健康に過ごせると考えます。
冬は、腎臓と膀胱の経絡(ツボが並んでいる部分)に不調を起こしやすい季節なので、腎や膀胱をケアする暮らし方をすることが大切です。
 日常生活では、上記にあるように黒いものを食べるようにすることもケアのひとつになります。
 私は鍼灸師として、鍼灸治療では関連のあるツボにお灸や針をしますが、ヨガではその経絡をよく動かすポーズをしたり、意識を関連する部分に向けたりすることが、暮らしやすい体づくりの助けになるのと思っています。

冬に起きやすい症状とそれを補う食材。腎臓の経絡は老化と関わりが深いので、アンチエイジング効果も期待できます。

冬のヨガはここを意識してポーズをしたい〜3つのポイント〜

1、腎のツボがある足の裏
 足裏は、腎臓と関わりのあるツボ=湧泉(ゆうせん)がある部分です。
先の表にある様に、冬は感情面では、『恐』。
いつもは以上に心を不安定にたり沈みやすくなる季節です。
そういったときは、体もソワソワ定まらず、『浮き足立つ』状態になってしまいます。
体の一番下にある、足の裏に気を下げるように呼吸をしたり、足指を動かしてマットを捕らえるようにすると、体がどっしりと安定して心の様子も変化します。
冬は特に足の裏でしっかり床を押すことが心と体の安定を助けると思います。

2、お腹を使った呼吸で内側から温める
朝起き抜けにいつもの様に動いたつもりが、「首を痛めた。」、「ぎっくり腰になった。」
というお話を、鍼灸治療に来られる方やヨガのご参加者からよく伺います。
冬は、無意識に首をすくめ体を丸くしているなど体を強張らせているので、自分が思っている以上に身体が凝っていることもあります。
(私もいつも通り、コーヒーを入れようとヤカンを持ち上げたら、首が動かなくなった経験があります。冬でした・・・。)
ヨガをいつも通りに始めたら、「意外に腰が伸びないことがわかった。」
などどいう体験をお話してくださる方もいらっしゃいます。
冬のヨガでは、体をいつも以上に丁寧に動かし始め、呼吸を意識することをオススメします。
腹式呼吸を深く、長く、そして慣れてきましたら、吐き切る最後は、ちょっとお腹が締まる感覚を味わえるところまで深めます。
ポーズを深めたい気持ちをちょっと脇に置いて、呼吸をポーズの中心において、お腹に意識を向けて身体の奥深くを感じとる気持ちで行ってみて下さい。
ポーズから離れた時、身体の中心からじわーっと温かさが広がると思います。

3、腎と関わりのある関節をケアする
先の表にはありませんが、冬に整えたい経絡『腎』は、骨を司っています。その骨とほねが組み合わさってできているのが私たちの身体に沢山ある、関節です。
冬になるとこの関節の動きが悪くなり、動かすとポキポキ音がしたり、冷えると膝や肘が痛むという方もいらっしゃるかと思います。
クラスでは、足先や手先など小さい関節にも注意を向けて、呼吸に合わせて動かし滑らかさを保ちたいと思います。
手先や足先の指は日常生活であまり気にしない部位ではありますが、肘や膝下の部分には、身体を調える主要なツボが沢山あります。
最近では、タブレットやパソコン作業で、指の関節がスムースに動かない(バネ指)や、足の指が開かなくて転倒しやすいなどの方も増えていますから、ヨガを通して目を向けて自分の身体の一部であることを改めて感じ、ケアしてあげたいです。
関節を滑らかにする動きは、簡単な動きが多くなり退屈に感じるかもしれませんが、冬の身体の感覚を感じたり、左右差を感じやすい部分でもあるので、新鮮な気持ちで行って、今の自分の身体を感じて下さいね。

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