ヨガ×東洋医学でセルフケア〜梅雨の重だるさは「胃腸」にヒント〜 

 5月を迎えて私は、体がゆったりしています。
心も春の「ウキウキ」から、「のんびり」がフィットします。
「体がだるい」、「なんとなく疲れが取れない。」、「考え込む、悩む。」とも言え、そう感じている方もいらっしゃるかもしれないです。

 自然界は4月の中旬に春の土用を迎え、今は次の季節の準備期間です。私たちの体も自然界の一部ですから、季節とともに変化し続けています。
今回は、梅雨〜初夏に向けて東洋医学から見た私たちの体、そしてセルフケアに応用できそうなヨガをお伝えします。
皆様のセルフケアのヒントになると嬉しいです。

梅雨の時期は、水の流れを整えたい。身体も心もしっとり滑らかに。

『梅雨』と聞くと、どんなイメージを持ち、身体への変化を感じますか?
・ジメジメ
・どんより
・古傷が痛む(関節痛)
・頭痛
・やる気が出ない、だるい。

などなど、あまり良いイメージが湧かないかもしれません。

 梅雨のキーワードになるのが、水。
東洋医学では私たちの体は、気・血・水の3つの要素から成り立っていて、この3つの要素が過不足なく体の中に巡り続けてるのが、過ごしやすい身体と考えます。

 梅雨は、その中でも水が多くなりやすい時期です。
水が多くなると、体が重だるく感じたり、特に下半身が浮腫んだり、そして気が進まない=動くのが億劫になる。心も体も停滞しやすくなります。

 また関節は水分が多くなりすぎると、不調を生じやすく、膝・首、腰など関節に古傷をお持ちの方は、痛みが起きやすくなるのもこの時期です。
私は、膝に手術の既往歴があるので、梅雨の時期はいつもより腫れを感じることがあります。

梅雨は、『悩んだり、考え込んだり。』気持ちが停滞しやすい。

 

 
 東洋医学では心と体の状態は繋がりがあると考え(=心身一如)、水の要素が多くなるこの時期の心は、いつもより重くなりやすく、停滞する=思い悩む、考え込むことが多くなるのが、自然な流れです。
「5月病」という言葉がありますが、4月から新生活を迎え、春の伸びやかな気の流れに乗って外へ向かってエネルギーを使った方は、この時期に水の調整をするための、気(=エネルギー)が少なくなっているかもしれないなど、社会的背景も関連するかもしれません。

梅雨の時期の経絡(けいらく)は、脾と胃。体の前面とももがポイント。

 経絡(けいらく)とは気血(水)の通り道で、全身に張り巡らされていて、ツボを通して臓腑と連絡し、全身の調整をしています。
 梅雨の時期は、脾経・胃経と特に関わりがあり、この2つの経絡を調えることが健やかに過ごせる、養生のポイントとされています。
 脾・胃経に変調が起こると、胃の痛み、胃もたれ、めまい、むくみ、体の重だるさなど、また女性の場合はおりものが多くなったり匂いが気になったりすることもあります。
 2つの経絡は、体の前面やももの前、内腿に通っていてその部分をよく伸ばしたり、動かしたりすることで、経絡の流れを調えることにつながると思います。

梅雨の心身に適度な潤いを!体の前面を開く。呼吸で体の中にスペースを作る。

 ヨガで応用できそうな動きは、ももの前面を伸ばす動き。ももの前は、日常生活でもよく使うところですので、ももの前を伸ばすことでスッキリする方も多いようです。
 腰を逸らせないように軸足はしっかり大地におろし、ほんの少し脾胃のツボのある母趾と足の人差し指で大地を捉えると、足の内側にエネルギーが集まり、足の内腿を通る脾の経絡の巡りも整うでしょう。
 鼠蹊部から体の前面は、呼吸の動きで、鎖骨の下あたりまで大きく広げて体の中にスペースを作りたっぷりと『呼吸の風』を流します。

 他にも股関節を広げてしゃがみ込むポーズ(女神のポーズ・マーラアーサナなど)や座位での開脚も内ももを通る脾の経絡の流れを整えるのに役立つと思います。
 脾の経絡は、婦人科と関わりのあるツボも多いので、月経や更年期など婦人科疾患におなやみの方にも助けになるでしょう。

 東洋医学では、呼吸と水も関わりがあると考えます。
お腹をしっかり動かし、深く強めに吐き出す呼吸法(カパラバーティ)は、体に停滞した水の排出を助けます。
 また呼吸法の特徴から、どんよりしがちな心や考え込みやすい頭の中を空っぽにすることにも向いていると、体験的に思います。

 梅雨はあまりイメージが良くないですが、カラッと清々しい夏を迎えるには、自然界にも私たちの体にも必要な季節です。
 ヨガの中に東洋医学の知恵を活かして、多くなる水の要素を全身に巡らせ、適度に潤うい心地よい自分を作りながら、夏に繋げていきたいものですね!
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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