不妊治療のスタートして感じた事をその時のメモ&日記を元に綴ります
経験し、時を経て、今だから思う事を中心に、素直に書いて行こうと思います。
数値も載せますが、それは参考程度に留めてください。
数値はその時のもので、その時のクリニックの診断に基づいて治療をしました。
その後、検査器の改良、検査項目の増加、また病院の考え方の多様性から、私の数値が今に合うとも言えないことを先にお伝えします。
♦初診
2010/8/26
●病院:横浜にある有名不妊治療専門クリニック
●内容:採血、内診、診察
●ホルモン値の経緯
○34歳
E2:36
LH:4.1(2)
FSH:10.3
テストステロン:32.5
○31歳(近隣の婦人科でとりあえず測った数値)
E2:10↓
LH:0.6
FSH:2.4
テストステロン:51.4
☞比較のため、3年前に近隣婦人科での検査結果をのせました。
*参考*
E2:いわゆる女性ホルモン 卵の数で上昇して、子宮内膜を厚くする働き
LH:排卵を促す
FSH:卵子を育てる働き
テストステロン:男性ホルモン
●内診&診察
・右卵巣7×8㍉の卵胞が5~6ケ出来ていて、典型的な多嚢胞性卵巣症候群(POCOS)←育ち
きれず卵巣にちっちゃい卵が沢山ある状態との診断。
・今後の治療方針
・まずホルモン剤(マーベロン)を服用し、排卵できずに残っている卵を減らす
治療をスタート。
・平行して、卵管造影検査(卵管のつまりがないかチェック)夫の精子のチェック、
・薬で卵が減ってきたら、別の薬(フェマーラ)を使い、タイミング療法。
・タイミングをとった翌朝に、フーナー(フューナー)テスト(性交後の膣内分泌物などを
採取し、精子の数や動きなどチェックすること。)
*ご参考まで*
☞マーベロン
・低容量ピルで朝晩一定の時間に服用(大体21日間)
・服用初期は、嘔気の副作用が出る人も。
・テストステロンが高くFSHが低め、もしくは正常値の多嚢胞性卵巣症候(PCOS)の患者さん
に効果があるとのこと。
当時の日記から〜初診の緊張感〜
予約の電話からこんなにも緊張するとは思わなかった。
初診当日は、自分の鼓動の音が大きくて、待合室で何度も深呼吸して、「リラックス、リラックス。」と、言い聞かせるも、全然収まらなかった。
最初にホルモン値測定のため、採血。
そして待つこと2時間、診察室に入ると、優しそうな女医さん。
続いて内診。
内診は、高校生の頃の苦い思い出からかなり抵抗があったが、さすが不妊治療専門クリニックとあり、個室で、照明が薄暗く、女性の看護師さんの丁寧な説明と熟練した素早さに助けられた。
ホルモン値の結果を踏まえてもう一度、診察室へ。
前より、E2が上がっている!!嬉しい。
男性ホルモンも下がった!!
今、思うこと。
あの待合室の空間の雰囲気って独特でした。
キリッとしたちょっと冷たさを感じる空気感。
大勢の女性が肩を並べて座っているけど、誰1人話をしていない。
「自分より先に隣の彼女が妊娠してしまったら、、」っていう思いが、ひしひしと伝わってきました。
私は、当時34歳で、不妊症クリニックでは最年少組だったし、鍼灸治療もしているし、ヨガもやっているし大丈夫。と髙をくくっていました。
ホルモン値も仕事柄大体わかった(つもりだった)ので、そこから「前より、E2が上がってる!」とか、「男性ホルモンが下がった!」
数値の有意差も解らず、一喜一憂していました。
数値に囚われて、自分が見えてないことにも、全然気付いてないな・・・と、当時の自分にツッコミを入れたいです。
そして何より、「リラックスは、緊張していることをまず受けいれよう!」
って伝えたい。
続きは、無月経からの不妊治療を振り返る③へ