「妊活にストレスは、NG!」
分かっているけど、どうしたらよいかわからない。
ってことないですか?
自分の体なのに思うようにいかない。
薬の不快感。
通院の負担・・・。
不妊治療には、心身の負担から体に封じ込めてしまう感情がたくさんあります。
記事を書いた人 鍼灸治療室HOSHI/ヨガ&セルフケアHOSHI 星美和子プロフィールはこちら
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手のひらにあるツボ:少府(しょうふ)
ツボの位置:握り拳を作った時、小指の先が当たるところ
こんな時に:心労・ストレスからの症状(手先が冷える・動悸がする・落ち着かない・不眠など)
探し方のコツ:親指の腹で押すと、「ズーン」と痛気持ちいい感覚があるところ
親指をほんの少しずらして、2〜3箇所押して、一番痛気持ち良いところを探る

注意点:熱くなったら外せるよう、片手づつ行う。
お灸のポイント:
お灸中は、何もしないことが大事。
お灸に火をつけツボにおいたら、目を閉じて、空っぽになるよう心がけます。
最初は、色々な思いや感情が湧いてきて、落ち着かないかもしれませんが、そんな自分の心にも気づいて「色々頑張っているんだな、私。ありがとう。」と自分労る気持ちで寄り添います。
可能であれば寝転がってお灸をすると、全身の力が抜けて深いリラックスを味わえます。
夏の養生にも繋がる

東洋医学では、季節に合わせた養生法があります。
夏は、心(しん)の経絡を調えたい時期。
少府は、心の経絡のツボのひとつで、心に安らぎや落ち着きをもたらす効果があります。
ストレスに効くツボはいくつかありますが、夏の心のケアには、少府がオススメです。
指圧もオススメ 『呼吸しながら ゆっくり ツボに意識を向けて』

このツボは、手のひらにあるので、お灸以外にも手軽にケアできる方法があります。
仕事の合間に、病院での待ち時間に、ほんの数分あればできます。
外に向いて頑張っている心を、こまめに体に戻してケアしてあげましょう。
やり方
・息を吐きながら押して、息を吸いながら圧を緩めます。
・目を閉じて、ツボに意識を集中しよう!
・回数:1回3呼吸を目安にいつでもOK!
ポイントは、回数を多くやるよりも、呼吸に合わせて、ツボの感覚に注意を向け続けること。
自分の体を労る優しい気持ちで押してみましょう。
ストレスをもとに、自分に還る時間を持つ

妊活に限らず、ストレスは現代人の悩みの種ですよね。
私もそうです。
でもストレスがあるから、心や体の変化に気づくこともあります。
不安やイライラ、不眠や冷え、胃腸不調など心身からのサインが、日頃外に向いている意識を自分に向けるきっかけになると思うのです。
ストレスを払い除けたり、自分を責めたりせずに、まずはありのままの自分を優しく受け入れてあげましょう。
妊活中のストレスは、頭を休める時間を持つことが大切。日々治療や通院に頑張っている自分の体、不安や緊張に耐えている心に感謝を込めて、ゆったりとした時間を過ごしてくださいね。
最後までお読みいただき有難うございました。