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夏のだるさ・自律神経乱れは、手のひらのツボでセルフケア

 「暑さでだるい、やる気が出ない。」とモヤモヤすることありませんか?掌のツボは、精神安定の効果があり、室内外の気温差や寝不足で乱れやすい自律神経を調える作用があります。ツボにお灸をして、暑さと仲良く夏を過ごしたいですね。
 
 
書いた人:星美和子(鍼灸師・クリパルヨガ講師・せんねんきゅうセルフケアサポーター)
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夏にケアしたい経絡の一つ、心(臓)の経絡

 上記は、夏にケアしたい経絡の一つ、心臓の経絡です。
経絡上には、ツボが沢山あり、臓腑とつながっています。鍼灸治療ではツボを刺激して関連する臓腑の不調を改善しています。
 では夏の経絡、『心』が変調すると、どんな症状を起こすのでしょうか?

夏の不調:喜びすぎ(興奮)は心の不調のサイン??

 上記は夏に起こしやすい不調を示したイラストです。
心の特徴は、精神活動を司とっていることです。

 右上の「感情『喜び』は、体に良いことじゃない?」
と思いますよね?
でも、イメージしてみてください。
『宴会やコンサートで興奮し、テンションマックスで、放心状態!』

興奮状態で、眠れない。

眠れないので、身体の疲れが溜まる。

心身に疲れが溜まるので、自律神経失調症状(摂食障害・高血圧・冷えのぼせ・動悸・抑うつなど


もちろんたまにならリフレッシュになりますので、自分の好きなことに没頭する時間は、大切です。
しかし、この状態が常時だとすると、上記のような流れで全身に不調をきたすことを東洋医学は、教えてくれています。

 『喜び』はとても大切な感情ですが、喜びが転じて興奮状態となると心身を消耗し、健全な心の状態を保てなくなります。
 「一仕事終え、ホッとする」も喜びだと思います。情報に追われる私たちは『心が落ち着く喜び』
も味わい、バランスを保ちたいですね。

手のひらのツボ=少府(しょうふ)で夏の疲れをケア

ツボの位置:握り拳を作った時、小指の先が当たるところ
効果:心労・ストレスからの自律神経の乱れた症状(冷えのぼせ・だるさ・動悸・不眠など)
探し方:・親指の腹で押すと、「ズーン」と痛気持ちいい感覚があるところ
・親指をほんの少しずらして、2〜3箇所押して、一番痛気持ち良いとこ

お灸の注意点とコツ:片手づつ行い、じっくり味わう

 ツボが見つかったら、お灸をしてみましょう。*お灸のやり方は、こちら
主な注意点は、2つ
・手のひらなので、両手いっぺんに行うのは危険です。必ず片手づつ行います。
・手は、汗や水滴などで湿っていることが多いので、よく水気を拭き取ってお灸をします。


コツは、体に意識を向けること
 お灸中は、何もしないで、できるだけ頭を空っぽにお灸だけに集中します。じわじわ染み入る熱をのんびり、じっくり味わってください。
 気は、意識を向けたところに流れます。お灸の時間は体に意識を集中して、リラックスしてお灸を味わうことで、効果が発揮されます。

お灸の時間で、心が休まる穏やかな『喜び』を。

 夏のセルフケアのツボ、いかがでしたでしょうか?
手のひらにあるツボで、心のケアが出来るとは、驚きだったかもしれません。
 ツボは経絡の走行に沿って効果も発揮しますので、パソコン作業などの前屈みの姿勢で酷使する腕や手首、肩、縮こまる胸の強張り解消も期待できます。胸が開くと呼吸が深くなり、リラックス効果もあるでしょう。

 また夏に限らず、情報社会で思考優位になっている私たちの心は、常に興奮状態だと思います。
是非このツボを使って、寝る前の分間、心の経絡が流れ、気持ちが和む時間を体験してください。
皆様のセルフケアの一助となりますように・・・。

最後までお読みいただきありがとうございました。 
 

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