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秋の呼吸器の不調は、あるポーズのアレンジで親指から胸を開いてケア

 寝苦しい夏がすぎ、涼しくなったのに、「朝の咳き込み」「鼻や喉の乾燥」で、ぐっすり眠れないことはないですか? 今回は、普段のヨガのポーズにちょっとアレンジを加えて、秋の身体を調えます。ポイントは、親指。日々のセルフケアにお役立て下さい。

書いた人:鍼灸師・クリパルヨガ講師・せんねんきゅうセルフケアサポーター
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秋の経絡は、親指から胸にかけて通っていて、呼吸器や乾燥のケアになる

 東洋医学では、私たちの体は季節毎に不調を起こしやすい臓腑があると考えていて、
秋は、肺と大腸に関わりが深く、不調を起こすと鼻や喉、肌の乾燥、コロコロ便の不調を起こしやすい特徴があります。
 
 また秋の特徴(五季)は、乾燥。夏に汗でたくさんの水分(津液)を失った身体は、初秋の朝晩の涼しさでより体が乾燥し、鼻や喉の乾燥や咳き込みに悩まされる事が多くなります。
 ヨガのクラスでも喘息や呼吸器疾患をお持ちの方からは、「秋のはじめは、朝の咳き込みが辛い。」とのお話を伺いました。

 上記のイラストは、2つの秋の経絡のうち、肺の経絡(≒経筋)図です。秋の経絡は、鎖骨の下あたりから、腕の内側を通って親指の先に通っています。
 
 鍼灸治療では、鍼やお灸、指圧でツボを通して臓腑の不調を調えます。では、ヨガではどのように経絡を感じることができるでしょうか?

手のひらを外向き➕親指を下方に押し出す=秋の経絡がじわじわ伸びる

上のイラストは、どちらも胸を開いて立っています。
が、違いはわかりますか?
よくみると、ある部分が違います。

よくみると、手のひらの向きが違います。
左は、手のひらが内向き(肩関節内旋)で、右は、手のひらが外向き(肩関節外旋)です。

ほんのちょっとの違いですが、手のひらの向きが変わると、肺の経絡に沿って胸が広がるのが実感できます。また親指を下向きに押し出すのがポイントです。

おすすめアレンジポーズ:木のポーズはいつもと腕の位置&向きを変える

 上記は、ヨガでポピュラーな木のポーズのアレンジです。腕の位置を変えてクリスマスツリーのような木のポーズになりました。
違いは、手のひらを外向きにし、親指を斜め下方に伸ばしています

ポイントは、鎖骨の下から、親指を遠くに伸ばし続けることです。
 
ポーズをキープしながら、新鮮な空気が肺の隅々に届くをイメージするのも心地良いです。
身体に無理のない範囲で、1〜2呼吸キープします。

その他オススメポーズはこちら(たつのポーズ)

9月の朝ヨガで一緒に体験し、秋のセルフケアにお役立て下さい!

 

 木のポーズのアレンジは、いかがでしたでしょうか?
腕の位置や手のひらの向きが変わると、身体の感覚や呼吸の流れなど体験に変化はありましたか?

 ポーズへのアレンジは、鍼灸師として患者さんに関わるうちに、「患者さんが日常的に、身体を感じてケア出来る方法はないかな?」との思いから、実験&実践を続けています。

 9月から朝活ヨガでは、アレンジバージョンの木のポーズを体験します。
喘息や、咳込みやすい、喉鼻が乾燥しやすいなどこの時期の呼吸器の不調にお悩みの方、ぜひ季節のセルフケアにお役立て下さいね。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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