夏の暑さに、口の中からクールダウンする呼吸法を試してみませんか?
ヨガの呼吸法の中では、珍しい「口で吸って、鼻から息を吐く」呼吸法、2つをお伝えします。
2つ目はマスクの下でもできるので、こっそり涼を味わいましょう。
書いた人:星美和子 (鍼灸あん摩マッサージ指圧師・クリパルヨガ講師)
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ストローのように、舌を丸めて!『シータリー』
早速やってみよう!
1、背中を伸ばして、お腹を緩めます。
2、舌を出してストローのように丸める。
3、丸めた舌からゆっくりと息を吸う
4、息を止め数秒キープ(保つ)。
*慣れてきたら、視線を眉間に置いて、舌先を軽く(口蓋)上顎と前歯の生え際に触れる
5、鼻からゆっくり息を吐く
上記を〜10回くらい繰り返す。
呼吸法のポイント
・口から吸って、鼻から吐く
・舌の感覚に注意を向ける
・呼吸法を終えた後の余韻を味わう
「いー」の口の形で!『シートカリー』
次にご紹介する『シートカリー』は、上記のシータリーとほぼ一緒です。
違う点は、息を吸う時の口の形。
舌がストロー状に丸めにくい方にはこちらがオススメです。
やり方
1、背中を伸ばして、お腹を緩めます。
2 歯を軽く噛み合わせて、「イー」の口の形を作る(舌は浮かせる)
3、「イー」の歯の間からゆっくりと息を吸う
4、息を止め数秒キープ(保つ)
*慣れてきたら、視線を眉間に置いて、舌先を軽く(口蓋)上顎と前歯の生え際に触れる
5、鼻からゆっくり息を吐く。
上記を〜10回くらい繰り返す。
呼吸法のポイント
・口から吸って、鼻から吐く
・舌の感覚に注意を向ける
・呼吸法を終えた後の余韻を味わう
効果は、冷ます・鎮静・内向。ポイントは余韻を味わう
効果は、
・口の中の冷却効果
・心や身体が静まる
・心が内側に向く
があります。
私が初めてこの呼吸法に出会ったのは、2020年8月、全米ヨガアライアンス300時間トレーニングでした。
コロナ禍で原則マスク着用の中、暑さと緊張で心身共にヒートアップしていた時に、「口の中が冷えるだけでこんなにも心が落ち着くんだ!」という驚きの体験をしました。
その後も実践し続けて感じたのは、
口の中の程よい乾きや冷却効果の余韻。
自然な呼吸に戻った後、心にしみわたる静けさが、イライラや忙しい頭の中を鎮めてくれました。
また、口や舌を動かすので、顔の強張りもほぐれて、心も軽やかになります。
ほうれい線や顎のたるみにも効果がありそうで、密かに期待もしています!笑
マスクの下でも実践!口の中が冷えて気分もスッキリ
呼吸法は、
「座って姿勢を整えて・・・」が確かに理想です。
でもそれではハードルが高く、やる機会を失いませんか?
呼吸法は、自分の心に戻り、手軽にリラックスできるセルフケアです。
この呼吸法は、音を出したり、手を使ったりしないので、実践しやすい呼吸法の一つ。
口の動きに特徴がありますが、マスク着用がスタンダードな今こそ、外出先でも人目を気にせず行えます。
信号やホームでの待ち時間は、絶好のチャンス!
リラックスして、まずは1回から体験してみましょう。
終わった後の余韻も忘れずに味わってくださいね!
まとめ:小学生の息子も「ひんやりする〜!」と実感!
いかがでしたでしょうか?
舌や口の動きに特徴があるので、恥ずかしかったり、あるいは逆に集中力が増したり
体験はさまざまだったかもしれません。
私がこの呼吸法を自宅で練習していたら、息子が面白がってやり始めました。
特にどんな効果があるとも伝えずにいましたら、
「口の中か冷たくなった!!」
「おもしろ〜い」
と、興味を持って何度も試していました。
姿勢ややり方に難ありでしたが形ややり方にこだわらず、「好奇心を持ってまずはやってみる!」が大切だと教わりました。
頭で考えすぎずに、リラックスして、是非取り入れてみてください。
8月はどのクラスでもこの呼吸法を練習する予定です。
涼を味わっていたら、9月には顔がスッキリするかもしれないですね!
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お読みいただきありがとうございました。