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ヨガ×東洋医学でセルフケア 夏バテ予防にこのポーズ

 夏の不調というと「冷房の冷え」、「暑さからの運動不足」、「コロナ禍のストレス」などなど。
皆さんは、どんな風に夏バテ対策をしていますか?

 私は鍼灸師としてヨガを実践する中で、『経絡』(けいらく)を意識して動くこともセルフケアに繋がると実感しています。

 夏は東洋医学的に『心と小腸』をケアしたい時期。
おすすめのポーズ例を挙げながら、具体的にどう意識したら良いかを、お伝えします。 

記事を書いた人:ヨガ&セルフケアHOSHI ・鍼灸治療室HOSHI 主催 星美和子
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ツボとツボを結ぶライン=経絡(けいらく)を意識してポーズをとる

手少陰心経 経絡図
心の経絡:脇の下から、腕の内側を通って小指に流れる。
手太陽小腸経 経絡図
小腸経:小指から腕の外側を通って、肩甲骨や肩を通り、首〜耳に流れている。

 東洋医学では自然界の一部である私たちの体は、季節の移ろいと密接な関わりがあるとされています。春は、肝臓・胆嚢、梅雨は、胃腸、というように季節毎に特にケアしたい臓腑があります。
 
 「ヨガでどのようにケア出来るの?」
と思いますよね?
 私たちの体には361個のツボが点在していて、それぞれ臓腑と繋がっています。
また同じ臓腑とつながっているツボを線で結んだラインを、経絡(けいらく)と言います。
鍼灸治療では、不調と関わりのあるツボや経絡に鍼やお灸をしてそのツボ活性化させ、エネルギー(気)の流れを調えて、体を元気にします。
 
 ヨガでは、この経絡の存在する部位を伸ばず、捻るなど体の動きを加え意識を向けて、エネルギーを届けスムースに流れるように働きかけます。
 
 夏は、心と小腸と関わりのある季節です。
今回は心と小腸の経絡の通る、胸、腕、肩甲骨を意識して動かし、経絡の流れをスムーズするポーズをご紹介します。

ポイントは、肩甲骨を背骨に寄せる

肩甲骨を背中の真ん中に引き寄せる動きで、胸を開くと、肩が力むことなく心地よく胸が開き、呼吸も深まります。


 心の経絡は、胸の中央から左右の腕の内側を通って小指に通っています。(経絡図:赤ライン↑)
肩甲骨には、夏に調えたいもう一つの経絡、小腸経が通っています。

 「胸を開こう!!」と頑張りすぎて、肩の上に力が入ったり、腰が反ったりしていませんか?
胸を心地よく開くには、胸の裏側にある、肩甲骨が動きが大切です。
 肩甲骨を背骨に寄せる動きを意識すると、胸の中央から腕〜指先に向かって滑らかに広がり、呼吸も深まります。

 東洋医学では体の前面は、陰、背中側は、陽。
体の前面と後面、動きの中でも陰陽のバランスが大切です。

すぐ出来るオススメポーズ1 トンビのポーズ ポイントは手先の向き

 指先を立てると、腕の内側にどんな感覚が湧くか?
ぜひ体験して実感してください。
 また二の腕を使って肘を伸ばすと、薄着で気になる二の腕が引き締まる効果も!

オススメポーズ2 ヨガムドラ 肩甲骨を背骨に寄せる

 無理のない範囲で体を前に倒すと、ももの裏側にも程よいストレッチが感じられます。
座りっぱなしの足の浮腫ケアにも効果があります。

まとめ 

 心と小腸の経絡を調えるポーズを2つ、ご紹介しました。
 私たちの日常生活は、パソコンなどデスクワーク、家事(包丁を持つ、調理する)、運転など、腕を前にキープし胸を狭め、肩甲骨を動かさない姿勢が多いです。
 夏の経絡を調えるポーズは、日常生活とは逆の体の使い方をするので、体のバランスを調える作用もあります。

 ご紹介したポーズはどちらも場所を取らず、2〜3分で体験出来ます。足元さえ滑らなければマットも不要ですので、デスクワークや家事の合間のこまめなケアで、夏を健やかに過ごしましょう。

朝20分の『朝活ヨガ』では、7、8月の間、夏のセルフケアとして、今回ご紹介したポーズを中心に実践しています。
 自分の体に戻る時間をとって、清々しい朝のスタートをしてみませんか?
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最後までお読みいただき有難うございました!



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