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冬から春の体調不良に〜自律神経を調える呼吸法〜 


 2月になると、ぐっすり眠れない、古傷が痛む、頭痛、疲れやすさを感じることありませんか?
 節分が過ぎ、季節の変わり目となる2月は、自律神経のバランスが乱れやすい時期です。
 春先が苦手な方、ストレスを感じている方、また花粉症の方にオススメな呼吸法です。

書いた人:星美和子(クリパルヨガ講師・鍼灸師・せんねんきゅうセルフケアサポーター)
*日々の暮らしでちょこっとできるセルフケア情報をお届けしています。


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片鼻呼吸法=ナディ・ショーダナ 

 この呼吸法の特徴は、片鼻ずつ左右交互に吸う→吐くを繰り返すこと左鼻からスタートして、左鼻で終えること、です。他の呼吸法より手順が細かくあるので緊張する方もいます。その時は、一旦呼吸法から離れる、あるいは深呼吸するなど、リラックスしてから再開しましょう。


やり方
1、背筋を伸ばして座り、お腹をリラックス。

2、心を落ち着けるよう、完全呼吸を数分行う。

3、スタート:
右手の人差し指と中指を折り曲げ、右鼻を親指で閉じ、左鼻から息を吸う。

4、吸い終えたら、薬指と小指で左鼻を閉じ、右鼻から息を吐く。

5、右鼻から息を吸い、吸い終えたら右鼻を閉じ、左鼻から息を吐く。

6、3〜5を繰り返す。

7、慣れてきたら、徐々にゆっくりなスピードで繰り返す。

8、終了時:左鼻から息を吐き、手を解く。

9、数分、呼吸法を終えた後の余韻を味わう。

注意事項
鼻詰まり・喉に痛みがある時
・鼻を優しく抑え、密閉しない。

・苦しかったら、吐くときは口から吐くのも良い。

・ゆっくり行う。

効果:心が落ち着く・胸や背中がほぐれる・鼻の通りが良くなる

呼吸法の効果イメージ スッキリ伸びをしたくなる

 主な効果と体験者のご感想を記しました。

共通点は、リラックスにまつわる心と体の変化です。
また両鼻の通り具合や、空気の温度、質(重さ)を実感されたかたもいらっしゃいました。
他の呼吸法とは違った感想が多いの興味深いです。

●主な効果
・心が落ち着く
・胸とお腹の緊張が解ける
・頭がスッキリする
・鼻がスッキリする
・心の内向を促す

 ●クラスご参加者の感想

・「手順があるので、他のことに気を取られず、他の呼吸法より集中できた。」
・「左右の鼻の通り具合に違いがある事に気づいた。」
・「左右交互に呼吸をするので、バランスが取れたような気がする。」
・「空気の冷たさを感じた。」
・「呼吸法を終えた後、両鼻から入ってくる空気が重く感じた。

右鼻は陽、左鼻は陰。左右交互に呼吸するので、自律神経のバランスを調えます。

陰陽図
陰陽図


 東洋医学では、自然界の全てのものを陰と陽の二つに分ける『陰陽』の考え方があります。
陽は、物事の動的な側面をあらわし、朝、太陽、夏など活動的なイメージ。
陰は、物事の静的な側面をあらわし、夜、月、冬など、落ち着いたイメージ。

 交感神経と副交感神経も陰陽論に当てはめてみると、交感神経=陽、副交感神経=陰に当てはめることが出来ると思います。

 この呼吸法は、陰である左鼻、陽である右鼻から交互に呼吸をするので、自律神経のバランスを調える作用があり、リラックスや心の安定、集中力アップが期待できる呼吸法だと言われています。

’ナディ’=気の通り道、’ショーダナ’=浄化 を意味します。

木漏れ日から太陽の光 城下をイメージした写真

 ナディショーダナ=片鼻呼吸法 いかがでしたか?

 ナディとは、気の通り道という意で、東洋医学でいう経絡と考えられ、ショーダナは、浄化を意味しています。
 また陰と陽は、どちらの存在も大切です。
暗く静かな夜があるから、明るくウキウキする朝が迎えられます。
生き生きと日々を過ごすためには、ゆっくりと体を休める時間があってこそ。
呼吸法とともに、暮らしの陰陽バランスを調え、過ごしやすい心身づくりをしたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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