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新年度の疲れケアに、自分を許して、委ねて、背骨を解すヨガ 

 「ホッ」とすると、どっと不調が出る。ということはないですか?
 今月は自分を労い、解すヨガをお伝えします。
コツは、脱力すること。すべてを手放す感覚を味わいましょう!

書いた人:星美和子 クリパルヨガ講師 鍼灸師 せんねんきゅうセルフケアサポーター
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背骨周りには、自律神経を調えるツボが並んでいます

 私たちの身体の中心には、督脈と任脈という経絡(ツボが並んでいるライン)が通っています。
背中側に通る督脈は、陰陽の「陽」を調える作用があり、また脳や脊髄、生命力の源である腎とも密接な関連があります。
 お腹側に通る任脈は、「陰」を調える作用があり、また妊娠や出産、月経など女性にとって大切な働きをするツボがたくさんある経絡です。

 また、ヨガでエネルギーセンターと言われているチャクラも正中線上にあり、主な7つのチャクラは、すべて任脈にあるツボと合致しています。
 背骨の横から自律神経が走行しているので、西洋医学的にも背骨周りは、よくケアしたい部位です。

 でも気を張っていると、肩に力が入ったり、反り腰になったり、呼吸が浅くなったり、しませんか?そんなガチガチに固めて使った身体をゆるゆるにする方法を次でお伝えします。

身体の力を抜いて、重さに委ね、自然な背骨の回転でツボが刺激される

 「簡単すぎてつまらない・・・。」
と思った方、そうなんです!
とっても簡単なんです。

 でも案外難しいのは、腕の重みに完全に委ねること。
遠心力で腕が自然と身体に巻きつくのに任せます。
すると自然に、背骨(椎骨)が回転して、正中線上にある任脈、督脈に刺激が入ります。

 また手が、首後ろ、背中、肩甲骨などに『ポンポン』と当たるので、心地よい振動が身体に伝わり、マッサージ効果も感じます。

 慣れてきたら、腕を巻き付けるときに、「はー」っと腹の底から息を吐き出し、身体の隅々から一掃するイメージを持ちましょう。 

身体の力、本当に抜けていますか? 『あえて肩の強張りを感じて、脱力する。』 

 「簡単すぎて面白くない・・・。」
と思った方、本当に身体の力、抜けていますか?
スムーズに回っていますか?
ギクシャクしていませんか?

ヨガクラスで、「肩の力を抜いて〜」とお伝えすると、
「入れているつもりないんですが・・・」
という声をよく頂きます。
肩をこわばらせて過ごしていると、力んでいることに気づかないことって、ありますよね。

 そんな時は、上のイラストのように、あえて『思いっきり肩を持ち上げ、一気に脱力する』ことをオススメします。
肩に力を入れている感覚と、脱力した感覚を体感すると、意識的に脱力することができます。

余分な力が抜けているってどんな感覚か、改めて感じてからぐるぐる腕を巻き付けてみてくださいね。

朝晩に『屍のポーズ』で空っぽ体験も、オススメです 

 『脱力、委ねる』って案外難しいと思いませんか?
私たちは、常に「何か」を考えています。
過去のミス、先の予定、気になること・・・。
共すると、歩きながら他のことを考えてていても、目的地に到着!なんてことも出来てしまうくらい、マルチタスクが得意です。
 
 ヨガには、屍のポーズというポーズがあります。
主にクラスの最後に行う、リラクゼーションのポーズです。コツは頭を空っぽにすること。思考が止まると自然と身体の力が抜けやすくなります。
 就寝、起床時に取り入れやすいポーズですので、写真のねこや犬のように本能に任せて身体を大地に委ね、自分を休める練習をしましょう。
 
 自分の中にできたスペースに、さわやかな風が吹き込みますよに!

最後までお読み頂きありがとうございました。

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