年末恒例!個別お灸会申し込みスタート 
詳細はコチラ

冷え・不眠・夜間頻尿を改善 東洋医学×ヨガでセルフケア 冬編 

 冬になると、どんな不調を感じますか?
患者さんやヨガご参加者からよく伺うのは、
「足が冷えて眠れない。」
「夜、トイレで起きる。」

私は、肩こりを感じます。

 そんな不調の改善に東洋医学的視点から、こんなポーズをピックアップしました。
1回2〜3分。
慌ただしい日々に、ちょこっとセルフケア、忘れずにありたいです。

必要な方に届きます様に。

書いた人:星美和子(クリパルヨガ講師・鍼灸師・せんねんきゅうセルフケアサポーター)
*日々の暮らしでちょこっとできるセルフケア情報をお届けしています。

ヨガ&セルフケアHOSHI/鍼灸治療室HOSHI主催
プロフィールはこちら>>>
治療室のHPはこちら>>>

     

冬のケア=アンチエイジングです!!

東洋医学からみた冬の体

 自然界の一部である私たちの体は、季節の移ろいとともに変化していて、季節ごとに関連する臓腑があります。

 冬は、『腎と膀胱』の季節。
水・冷え・頻尿=腎臓・膀胱と、イメージしやすいかもしれないですね。

 もう一つ興味深いのは、老化現象と関わりがある事。

・抜け毛や白髪、
・足腰の衰え、
・物忘れ、
・耳が遠くなる、
・骨が折れやすい、
・精力減退

を自分に当てはめると、どんなイメージをしますか?
おじいちゃんやおばあちゃんになった自分を思い描きません?

 東洋医学で腎は、『生命力の源(腎精)』と考えていて、私たちは日々腎精を消耗することで、歳を重ねていると、考えます。
過度なストレスや不摂生は、腎精を必要以上に消耗します。

 腎と関わりがある冬は、特に自分にあった生活リズム&腎のケアをして、かっこいいおじいちゃん&おばあちゃん像を描きたいですね。

 膀胱は、腎と連携して『尿の調整』をしています。西洋医学的イメージと似ていますね。
連携が崩れると、
・尿がスッキリ出ない、(残尿感)
・頻尿
・膀胱炎
など、回数や量にドラブルが生じます。 

では冬のヨガで、どんなセルフケアができるのでしょうか?

冬の経絡は、首肩腰のケア・全身調整のツボも存在します。

足太陽膀胱経の経絡図

 上記は膀胱の経絡(足の太陽膀胱経)図。
目頭から、頭、首、背中から足の小指へと通っている一番長い経絡で、

・背骨の両脇には、全ての臓腑の名前のついたツボ(背兪穴)がある。

・背面を通っているので、首肩腰コリのケアが出来る。
と、いう特徴があります。

 よく耳にする坐骨神経痛は、膀胱経の流れと密接に関係があり、鍼灸治療でもよく使うツボが多いです。

 慢性腰痛や腰の既往歴がある方は、ももや膝裏を程よく伸ばすこのポーズが予防にもなります。

形は、アキレス腱伸ばし。ポイントは、背骨を伸ばす。

動画は、フルスクリーンモードが見やすいです。


●やり方

1、足を腰幅に開き、
2、右足を一歩引いて、踵をちょっと内側に入れる。
3、両手をお尻の上でくむ。

3、息を吸いながら、組んだ手を後ろに引き、軽く胸を開いて、
4、吐きながら、体を股関節から二つ折り。
 *両足で体を支える。
 *両腕は後ろに引き続ける
 *体を丸めず、背骨を伸ばし続ける

5、身体に聞く(2呼吸キープ)
 「呼吸は、通っている?」
 「安定している?」
 「心地よく伸びている?」

6、吸う息で、組んだ手を後ろに引き出し腰を伸ばし続けながら、体を起こす。

7、一呼吸、ポーズをして湧いてきた感覚を感じ取る。 

●アレンジ方法

1、方が痛い、胸を穏やかに開きたい時に。
手を組まずに、腰に当てる

 腕を組んで、後ろに引くと、肩甲骨も協調して動くので、肩こりにも効果がありますが、肩が痛い場合や胸を穏やかに開きたいフィーリングの時は、体の声を優先できます。

脇にスペースが広がり、また違った味わいになります。

2、足腰に不安がある時。
両手をももの前に添える。

 前屈時には、体を支えるように手は腿に添えて、背面の伸びに合わせて腿の全面を滑らせながら腰をサポートします。
 腰痛ケアをその時々の体に合わせてアレンジできるのもヨガの良いところですね。

まとめ: 「体感して理解したい。」自分の体の中に答えはあります。

 実は、このポーズを取り上げるにあたり改めて体験してみたら、疑問が湧きました。

それはポーズ名、『体側を伸ばすポーズ』。

「なんで背面でなく、体側なんだろう??」
って思いながら練習していたら、体感的にわかりました。

このポーズのポイントは、腰を丸めないこと
背骨を長〜く伸ばし続ける意識を持っていると、必然的に体側も長く伸び、脇の下にもスペースが生まれていたのです!!

『だから、体側を伸ばすポーズか!』
と、自論ですが、腑に落ちました笑。

冬の経絡は、首肩腰のケアにも役立ちます。
アレンジ方法も試しながら、その時々の身体からの声に合わせながら、
『気づいて、受け取って、今の体に戻って』練習してくださいね。

ヨガは、体験的理解が大切です。
自分の身体で、あなたなりの「答え」を感じてみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました!

ちなみに・・・
このポーズ、11、12月のオンラインクラス(朝活、クリパルヨガ、妊活セルフケア)で練習中です。
宜しかったら、一緒に体験できると嬉しいです。(宣伝でした笑)

タイトルとURLをコピーしました